村上龍映画小説集

  • 2007/01/27(土) 14:00:31

村上龍は、私が一番好きな作家。すごく緻密だし、かなりたくさんのことを変えの小説から学んだような気がする。
思想、料理、映画、戦争、経済、恋愛、sex、男etc あと、佐世保出身だから、九州人というちょっとした親近感もあるから好きなのかも。とにかく、私がここで言うまでもなく、素晴しい作家です。

おととい読んだ本、村上龍の「村上龍映画小説集」。
一つの映画ごとに一つの短編が書かれてる。映画と思い出の関係。例えば、「道」を見ると、カリフォルニアで一緒に過ごした、誰それとの時間を思い出す。みたいな。ま、誰にでも思い入れのある映画とか、歌とかありますね。

それに出てきた映画に「ブルー・ベルベット」がある。デビット・リンチの作品。デビット・リンチは、私には理解しがたい。いいのかわるいのかさえわからない。ていうか良いも悪いも存在しないんだと思う、彼の作品には。異端児、破天荒、問題児、オタク、変人、変態、天才、バカ…を全てミックスしたような人。彼を堪能したい方は、「Eraser head(イレイサーヘッド)」という白黒映画を見てみてください。あと、彼の中でも”普通”と思われるのは、ナオミ・ワッツがでている「Malholland Drive (マルホランド・ドライブ)」というやつ。カンヌで監督賞をもらってます。


さて、村上龍の話。彼の小説は全部好きだけど、特に好きなのは、
「初めての夜、二度目の夜、最後の夜」
「愛と幻想のファシズム」
「五分後の世界」
「ラブ&ポップ」

「愛と幻想のファシズム」は傑作中の傑作。絶対他の原語に訳せない(訳しても良さは半減すると思う)し、映像化は不可能!必読の書です。弱いやつは狩られろ、をモットーにした、カリスマ独裁者の話。政治・経済に興味がなくとも読んだらおもしろいよ。

さて、ちょっと気になるのは、村上龍はエッセイや本では、反論や人の批判とかしたりするのに、カンブリア宮殿や対談では、けっこうおとなしく、うん、うんって人の話を聞いてること。なんか爆発するような、龍思想が彼の中にはありそうだな、と思ってた。でも小説を読んで想像してた村上龍像と、テレビで見る村上龍が、思いのほかかけ離れてて、それに気づいた後、本を読むと、今までのようにすんなり感情移入できなくて、ちょっと困る。


eraserhead.jpg

(写真:デビッド・リンチのEreaserheadで生まれる子ども。すでに、変わった映画だということが伺い知れますね。)





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気まぐれ気晴らしダイアリー・・・ 村上龍映画小説集

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