The Lives of Others -善き人のためのソナタ-

  • 2007/07/27(金) 09:17:55

"The Lives of Others"というドイツの映画がある。今年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した作品。


今年は今のとこ70本くらい映画を見てるけど、これが一番良かった。

内容はというと・・・
ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツにあった監視システム(秘密組織)と、そこで働く人の話。昨日亡くなったUlrich Mueheが主役を演じてるんだけど、こいつは怪しいんじゃないか(反体制)、という人を盗聴して、証拠を見つける仕事。彼はある作家と、同棲している女優の監視を言い渡され、盗聴器を設置して24時間監視することになる。ある日、作家がプレゼントにもらった「善き人のためのソナタ」という曲を演奏しているのを盗聴器から聴き、彼が所属している、巨大で厳しい監視システムに疑問を抱く。証拠はつかむものの、それによって彼らの生活を引き裂いてよいものか、権力による支配は正しいのか・・・彼は作家達のため、自分の人生を犠牲にする。それが英語題"The lives of others(他人の人生)"とかけてあるんですね。他人のために人生を生きた人、ということです。邦題も「他人の人生」でよかったと思うんだけど。率直だし。でも「善き人のためのソナタ」も捨てがたいな、確かに。



ちなみにこの俳優も、実際に盗聴されていた過去があるとか。

この映画を薦めてくれたのは、プラハとポーランドの引率をしてくれた教授。「ドイツには行かないけど、同じナチスの歴史を歩んだ国に行くなら、今のうちにこれを見とけ。その頃の人たちの誰も信じられなかった日常がわかる」と。
ホントにあったんだ、盗聴されてるとか・・・と思ってたけど、実際その場所に足を運んでみると、実感できる。ゲシュタポがどれだけ反体制を見つけるのに力を注いでたか、とか。そしてこの映画が光を当ててる秘密組織もゲシュタポと並ぶくらいだったというし。
ある政府が、独自の政策を行き渡らせるのに(プロパガンダなど)、どれだけ努力してるんだろう、と思ってたけど、こんなに手の込んだことやるのか、と映画で目の当たりにし、人間って怖いな・・・と思った。

ドイツ史の一幕を飾る映画です。見て損はない。





クラコフ750周年 その1

  • 2007/07/24(火) 13:12:30

先月までいたポーランドのクラコフ(Krakow)は、今年がちょうど750回目の誕生日。ポーランドの京都、とでも言うのか、歴史がぎっしり詰まった学生の街です。



750周年ということで、私がいた時はちょうどセレモニーの一環である、クロスホール前でのでっかいコンサートがスタートした日。ラッキー!(この写真の後ろにでかい舞台が設置されてた。)

プラハから電車でクラコフについたその日で、けっこう疲れてたにもかかわらず、クラスメイト4人でコンサートを見に行く。ホステルが広場のど真ん中にあったので、いろんなとこにアクセスできて便利!しかも部屋にいながらも聞こえるし!こんなとこで運を使ってもいいのか、と思いつつ、会場に向かう。3分でつく。

さて、そのコンサートの第一夜目。誰だかわかんないけどポーランドの有名な歌手が集まって、オーケストラをバックに曲を披露。ちなみに指揮者はめちゃくちゃ有名だったらしいけど(世界的にも)、いまだに名前をチェックしてない!ポーランド語わかんないし!なんだかポーランドのオザワという風貌の人でした。
そのときステージで披露された曲、調べてみたら"Niech cały świat się dowie..." というらしいんだけど、かなりキャッチーでいまだにメロディーを覚えてる。なんて言ってるかはまったくわからないけど。どういう意味のタイトルだったのか、気になる。

ちなみにyoutubeで見れる。(1)と(2)がある。
http://youtube.com/watch?v=qcNe1XyvshI&mode=related&search=
自分がこの会場にいたのが信じられない!一緒にいた大男のクラスメイトに肩車してもらったっけ。

2日目:ジャズ。くわしくないのでよくわからず。雰囲気だけ楽しんだ。

3日目:クラシック。”惑星”をやってました。この日は見に行かなかったんだけど、私たちの部屋から見えるライトアップされたクロスホールに”木星”はかなり素敵だった。

ちなみにクラコフのマスコット、というのか、土地のキャラクターはドラゴン。日曜日の朝は子供達がドラゴンの格好をして町を練り歩くパレードみたいなのをやってました。それはまた次の機会にアップ!

あ、びっくりしたのは、ポーランドの学生、かなりうまい英語をしゃべる。やっぱヨーロッパは違うなー・・・

ボストンにしろクラコフにしろ、歴史的な学生の街に縁があるのかも、私。でも若いので、そういう土地はかなり過ごしやすいです。みんな若いし生き生きしてて、すごくfrexible。自分の国の文化を大事にしてるし、自分の国が一番素敵だと、あからさまに自負しない。アメリカの学生よりも、ずっと簡単に分かり合えるような気がした。





幼なじみからの手紙。

  • 2007/07/23(月) 21:52:37

今日、幼なじみから手紙が届いた。

小さい頃はよくわからなかったけど、22歳になった今、彼女と私の趣味というかセンスが似ていて、日本に帰るたびに会う。彼女は小さい頃からピアノをやってて、楽器を触る機会がほとんどない私とかより、どっかの感覚が繊細なんだと思う。彼女に会う度に、ひとつひとつのことを彼女らしく消化してるのがわかるのだ。

彼女からはいつもほんわかした絵がのってるはがきが届く。色鉛筆で書いたようなあわい色がとても彼女らしい。

書いてあることは2週間も前のことで、ほぼ近況とかなんだけど、それでもその人の顔とかしゃべり方とか、つれてってくれたカフェとか思い出す。

手紙っていいです。メールで済ませられる今日だからこそ、人のあったかみがつまった手紙が届くとうれしい。私が小さい頃はまだ手紙、いっぱい書く機会があったし、ほかの人も書いてたはず。その人が書く字とか、選ぶはがきとかで人間味が伝わるのが今になってよくわかる。

私は毎日メールを書いて、ミクシーで人とつながって、たまにブログも書いて...ってやってるけど、全部インターネットという媒体にからんでる。インターネットが無いと生きて行けない時代だからこそ、手紙に目を向けるのは大事かも。

手紙って不思議。書く方ももらう方もわくわくする。たぶん書く方は、相手が読む時のことを考えて、読む方は相手が書いてる時のことを考えるからだと思う。

そんなこんなの手紙の話ですが、私はラブレターをもらったことがない!この先長い人生、一人ぐらいはくれるだろうか!





誰かの泣き声が聞こえる日曜の朝。

  • 2007/07/22(日) 10:11:32

私の住んでるアパートは学生が多いんだけど、他のとこと比べてかなり静か。

アパートの作りとしては、小さい中庭みたいなのがあって、そこだけ筒抜けになってるもんだから、窓のそばで思いっきりくしゃみしたら内側に面してる部屋中に響き渡る。私はそのやまびこみたいなのが気持ちよくて、思いっきりくしゃみしたりするんだけど、私以外にもはくしょーい!とやってる声がたまに聞こえる。

でも!今日はちょっと違う!なんと女の人の泣き声が響き渡ってるのだ。しかもかれこれ2時間くらい泣いてる。
静かになったかと思えば、思い出したようにしゃくり上げる声。なんかしゃべってるようだけど、もう一人の声が聞こえない。喧嘩でもしてるんだろうか。夜じゃなくてよかった。

うちの前。








街中アートin Allston

  • 2007/07/21(土) 20:55:24

私がすんでるのはボストンのすぐ隣の市、Allston(オールストン)。学生の街、ボストンの隣なので住んでるのはほとんど学生。
いろんな国籍のレストランが集まるハーバードアベニューは、週末の夜はゴミ箱みたいだけど、そんな若者の集まる感じがすごい好き。ま、でも住むのは学生の時だけだね。

ほぼ皆学生なので、内の近くにはいろんなモノがある。私がうろうろしてて、いつも素敵だな、と思うのは、電柱とか壁にはってある紙とかシール。いくつもごちゃごちゃ貼ってあるけど、かなりいい味出してると思う。


若い感じがいい。こんなのボストンのビジネス街にははれないし。



どこで撮ったんだろう?かなり良い写真。



ボブ・マーリーもいる。ボブはこれだけじゃなくて他にも良く見かける。




あと、2年くらい前までよく見かけてたのが、obeyのシール。カリフォルニアからボストンまで、どこにでも貼ってあったんだけど、前と比べるとあんまり見ないなー…