意外においしいもの。

  • 2007/01/28(日) 17:10:01

ブルッセル・スプラウトをご存知か。日本語でいうと、芽キャベツ、だそうな。
前々から気になってたこの食材。だってミニチュアのキャベツみたいでかわいいんだもん。でも、どうやって調理していいのか全く見当がつかず、手が出せないでいました。

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(これね。)

さて、初めて食べたのは、インターン先の取材で行ったグリルのレストラン。炭火で香ばしくあぶった、外はこんがり、中はほくほくのやつがサイドについてました。あんまり期待はしてなかったんだけど、食べたら、びっくりするくらいおいしいじゃないですか!甘いし!

ほんでもって、先日、よく行くオーガニック食材のお店でセールしてたから、購入してみた。ほんで、昨日料理してみました。

これを料理にするのって、けっこう手間がかかる。まん丸だし、せっかくの形を切るのももったいないし、かといって、フライパンでちょっと焼いたくらいで火はとおるはずないし。かといって長時間焼くと、外は真っ黒になっちゃうし。…でも、よく考えれば、焼く前にゆでれば良いんじゃん。さすがあんまり料理をしない私、思いつかなかった。
ということで、昨日はまず、塩ゆでしてから、強火で外がこんがりする位焼いてやりました。味付けはもちろん塩こしょう!

味は…やっぱり私が作ってもおいしかったです。ちなみに、冬が芽キャベツの旬だそうで、だからおいしかったのかも。日本ではあんまり見かけた記憶はないけど、どこでも手に入るのかなー?

こんな小さいキャベツ、普通のキャベツのように収穫されるんだろうか、と思ってたら、なんとブルッセルスプラウトは、木(というか太い茎)に実るようです。写真のように。そういえば前、どこか田舎の市場で見て、気持ちわるー、と思ったことがある…
食べたことない方は、ぜひお試しあれ。
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村上龍映画小説集

  • 2007/01/27(土) 14:00:31

村上龍は、私が一番好きな作家。すごく緻密だし、かなりたくさんのことを変えの小説から学んだような気がする。
思想、料理、映画、戦争、経済、恋愛、sex、男etc あと、佐世保出身だから、九州人というちょっとした親近感もあるから好きなのかも。とにかく、私がここで言うまでもなく、素晴しい作家です。

おととい読んだ本、村上龍の「村上龍映画小説集」。
一つの映画ごとに一つの短編が書かれてる。映画と思い出の関係。例えば、「道」を見ると、カリフォルニアで一緒に過ごした、誰それとの時間を思い出す。みたいな。ま、誰にでも思い入れのある映画とか、歌とかありますね。

それに出てきた映画に「ブルー・ベルベット」がある。デビット・リンチの作品。デビット・リンチは、私には理解しがたい。いいのかわるいのかさえわからない。ていうか良いも悪いも存在しないんだと思う、彼の作品には。異端児、破天荒、問題児、オタク、変人、変態、天才、バカ…を全てミックスしたような人。彼を堪能したい方は、「Eraser head(イレイサーヘッド)」という白黒映画を見てみてください。あと、彼の中でも”普通”と思われるのは、ナオミ・ワッツがでている「Malholland Drive (マルホランド・ドライブ)」というやつ。カンヌで監督賞をもらってます。


さて、村上龍の話。彼の小説は全部好きだけど、特に好きなのは、
「初めての夜、二度目の夜、最後の夜」
「愛と幻想のファシズム」
「五分後の世界」
「ラブ&ポップ」

「愛と幻想のファシズム」は傑作中の傑作。絶対他の原語に訳せない(訳しても良さは半減すると思う)し、映像化は不可能!必読の書です。弱いやつは狩られろ、をモットーにした、カリスマ独裁者の話。政治・経済に興味がなくとも読んだらおもしろいよ。

さて、ちょっと気になるのは、村上龍はエッセイや本では、反論や人の批判とかしたりするのに、カンブリア宮殿や対談では、けっこうおとなしく、うん、うんって人の話を聞いてること。なんか爆発するような、龍思想が彼の中にはありそうだな、と思ってた。でも小説を読んで想像してた村上龍像と、テレビで見る村上龍が、思いのほかかけ離れてて、それに気づいた後、本を読むと、今までのようにすんなり感情移入できなくて、ちょっと困る。


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(写真:デビッド・リンチのEreaserheadで生まれる子ども。すでに、変わった映画だということが伺い知れますね。)





こだわってみる。

  • 2007/01/23(火) 19:57:19

今日は朝8時半から夕方5時過ぎまで学校。かなり疲れた上に、宿題もたっぷりあるのに、こういう時に限って手の込んだ(?)料理を作りたくなるんだよねー…

ということで、今日ビーフシチューを作るために、授業が終わってから、学校の近くのオーガニック食材を売るスーパーへ。アメリカの牛肉は危ないから、食べるならちゃんとしたとこで買った方がいい、と母にいわれ、確かに安いスーパーでは、どんな風に切ってるのか、ちょっと心配になり、最近ではほとんどオーガニック食材で料理してる私。お肉に限らず、野菜もGM(Genetically Modified)といって、遺伝子組み換えとか、自然に人間が手を加えたものが、既にあちこちに出回っています。米国の大豆は半分以上がGMだし、セロリとかほっといても3週間くらいみずみずしいのでちょっとこわい。

で、そのお店でお肉と野菜をゲット。そして今日はメイン州産のエビがセールだったので、それも購入。なんていう種類か定かではないけど、たぶん日本で言うボタンエビではないか。

お家に帰ってすぐ、シチューに取りかかる。食材を切って鍋にぶち込む!時間をかけて煮る!そして、チョコレート、はちみつ、ケチャップ、オイスターソースを隠し味として投入。といっても日本から持ってきたビーフシチューのモトなので、誰が作ってもうまくいきます。でも3時間くらい煮込む!(今1時間半経過。)

煮込んでる間にエビをゆでて、カクテルソースで頂く。身は小さいけど、あまーい!でもやっぱり私の出身地、熊本のとある田舎の海でとれた天然エビにはかなわんな!

さて、今日ビーフシチューに入れようと、初めて買った食材がある。それは「Crimini mushroom」という、普通のマッシュルームがちょっと茶色になったようなもの。前からちょっと気になってはいたけど、お店にあった紹介文を見て即決!「普通のマッシュルームよりも香り高く、トリュフのような香りもする。栄養価も高い。」だって!でもさすがにトリュフはないと思うけど。
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(写真:クリミーニマッシュルーム)

食べるのが楽しみ!クリミーニは近々、普通に炒めて食べます。じゃないとはっきりした違いがわかんない…





世界の巨匠。

  • 2007/01/22(月) 17:37:37

映画好きがたたり、先学期、「Great American Directors(米国の偉大な映画監督)」という映画のクラスをとりました。そして今学期は同じ教授の「Great Foreign Directors(海外の偉大な映画監督)」というクラスをチョイス。教えてる教授はあんまり好きじゃないんだけど、一応プロの映画評論家。新聞に寄稿したり、講演したり、海外に映画を撮りにいったり、というけっこう忙しい方です。しかも教授、って書いていますが、彼は既に博士号ももってる、つまりドクターですね。

で、アメリカから見た海外の偉大な監督、って言われて一番に思いつくのが、日本人だからか、やっぱり黒沢明と小津安二郎。フランスのヌーベルバーグという、映画の新しい風潮を作り上げた、名のある監督達も彼らには影響されているけど、でも授業でやるにはちょっとベタすぎるかな。…とか思いながら、クラス一日目に参戦。結果、ウォン・カーワイとイングマール・ベルイマンだった。

ウォン・カーワイは私の大好きな監督の一人で、彼の「Happy together(邦題:ブエノスアイレス)」は、私の好きな映画ベスト3に入るほど、私の中では逸作!選曲もよく、初回限定のサントラまでもってる!金城武が出てる「Chunking Express(恋する惑星)」も、映画の中のストーリーと見ている自分の距離が近く感じられる、という今までにない変な気分にさせてくれる作品です。見てると、じっとり汗かいてくるような感じ。

そしてイングマール・ベルイマンは、最近見ようと思ってた「Seventh Seal(邦題:第七の封印…たぶん)」の監督!今日の教授の話によると、今まで50本近くの映画を作り、87歳になった今も、脚本やらなんやらを執筆しているそう。しかもかなりの恋愛体質で、正式な結婚は5回、自分の映画に使う女優達は、ガールフレンドだったり、奥さんだったりするそう。そして、自分の実の子ども達に全く興味がない、と公言している、映画監督としては偉大でも、親としてはまるでダメな野郎なんだそう。やっぱり、天才とバカは紙一重なのか。単にエキセントリックなのか。

私は昨年から、普通の人の平均以上に映画を見るように努めてるけど、映画というメディアができて100年以上経ち、日々新しい作品が世界中で出来上がっているので、どれだけ見ても追いつかない。まだ、そんなに本数見てないけど、でも、あることに気づいた。それはアメリカ映画とヨーロッパ映画の違い。私は。ヨーロッパ作品の方が、人間味があって、より長く記憶に残る、と思う。そして米国のアカデミー賞よりも、カンヌ映画祭で選ばれた作品の方が、断然!おもしろいし、よりモダン。
アメリカとヨーロッパの古典映画を比べてみてもそう。例えばアメリカ人なら誰でも知ってる「Citizen Kane(市民ケーン)」や「To kill a mackingbird (アラバマ物語)」VS フェリーニの「8 1/2」やルイ・マルの「Elevator to the Gallows(死刑台のエレベーター)」を比べて、言葉の綺麗さ、印象深さ、芸術性やどれだけモダンかを見ても、明らかにヨーロッパが上。特にフェデリコ・フェリーニ、ルイ・マル、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールなど、その時代のどの監督を挙げても、彼らの作った映画は、2007年の今日見ても、なんて新しい(作風が今までにない、という意味で)映画なんだろう、って思える。

21世紀に生きてる私たちだけど、古くて良いものを見逃しがち。
たとえば、1965年に作られた映画が300本あるとして、2007年に残っているのを100本としよう。その100本はなぜ残っているかというと、42年後の今見ても素晴しい作品だから。逆に残りの200本は、そうではない。そしてこの42年の間に映画を作った監督達も、その古くて素晴しい映画に影響を受けているわけ。例えば、小津安二郎に影響を受けた、ゴダールが今だに評価されている、とかね。
せっかくだから、私はその昔からのイイモノを見逃したくない。
昔からある自国の文化を未だに大事にするように、昔からある素晴しいものを、毎日ちょっとずつ自分の中に取り入れていきたい。

以下の写真は、ベルイマンの「第七の封印」。彼の作品の特徴である、形而上学的な映画のひとつ。まだ見たことないけど、形而上学、というと物理的に説明できないもの、つまり神の存在に関する映画ってことか?まだまだ勉強不足です。
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(写真:Seventh Seal)





懐かしの一作。

  • 2007/01/22(月) 08:40:23

さて、昨日は就寝前に、ものすごく懐かしい映画を見た。

誰でも知ってる「ネバーエンディングストーリー」という、ミヒャエル・エンデの「果てしない物語」が原作の子ども向け映画。私はジブリのアニメの次にこれを見て育ったと言えるくらい、幼き日の深い思い入れのある作品です。

最後に見たのは小学校1,2年の頃かな。約14年ぶりに見たけど、何回も見ているので、音楽や内容は丸覚え。白い犬みたいな竜、ファルコンの背中のうろこの光り具合とかもはっきり覚えてる。小さい頃は、こんなのを見てわくわくしてたんだ〜、と思いながら鑑賞。あの頃は、すごく大人に見えたアトレイユも、今となっては、「中学生か!」とつっこみたくなるくらい若い。時間の経過が感じられますね。でもその頃の私が、10年後の自分がアメリカに留学して、同じ映画を原語で見ているなんて思わなかったはず。…とちょっとノスタルジックな気持ちになった。
でも、今から10年先も、全く想像できない。32歳か…結婚して子どもが生まれてて、幸せな家庭を持ってるといいです。

こういう風に、たまには昔の懐かしい映画をみるのもいいな。昔の自分と今の自分の距離感が、何とも感慨深いです。

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(写真:ファルコン)